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中津のユニテ・ダビタシオン |
お問合番号:10506 |
言わずと知れた建築家ル・コルビュジエが設計した一連の集合住宅の名前だ。1952年に完成したマルセイユの第1号が有名だが、最後のユニテがフランスのフィルミニで完成した1960年から遅れること11年、1971年に中津で完成したのがこの「中津リバーサイドコーポ」である。大阪万博で湧く当時の勢いそのままに中馬市長の大号令で大阪市によって開発された総戸数868戸の住宅群。今ではとても珍しいクロスメゾネットという構成にル・コルビュジエへのオマージュが感じられる。
今回の部屋は建築家・窪添正昭氏によってリノベーションされているが、オリジナルとして残る階段手摺を設計の手掛かりとし、白い漆喰壁、ナラ無垢フローリング、ケイカル板など使用する建材数を極端に減らすことで抑制のきいた空間となっていた。キッチンや吊戸棚などは絶妙なレストアがなされ、新たに作った洗面台や建具に施されたアイアン飾り、シンプルな照明器具の選択や決して派手ではない神保電器のスイッチプレートなど、素人DIYにはない、流儀すら感じる仕上がりだ。
そして中津という場所性。梅田から一駅にして、こののどかな空気感は、母なる淀川に抱かれた水辺のまちならでは。カンテは健在だし、サムライジーンズや34キッチンに加えて、イマジンがこの場所を選んだあたりにも中津のポテンシャルを感じる。
一日を大切に生きたい人に暮らしてほしい部屋、あります。
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合資会社マットシティ |
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06-6314-6408 大阪市中央区北浜東1-15 ビル・リバーセンター6階
大阪府知事(2)第54714号 |
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<情報登録日:2024-02-09 > |
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北側は淀川への眺望
リノベーションによってできたリビング
キッチンと玄関
階段
洗面所
洋室から和室へと続く
南側眺望は梅田方面
緑が豊富な周辺環境
透視図(新築当時のパンフレットより)
透視図2(新築当時のパンフレットより)
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