大阪市大正区。
区全体が運河で囲まれた島である。
戦前から造船や製鉄など重工業が集積し、特に造船業のために橋を架けなかったため、渡船が活躍することになり、現在も7航路が残り、日常の足がドメスティックな風景を演出している。
そんなビッグカンパニーに出入りする出張者にねぐらを提供していたのが今回の物件、ビジネス恩加島である。なので宿泊業の許可がある。
今回、みんなの不動産ではこれをシェアハウスとして再生したいと思う。
そのような来歴の館ゆえ、部屋は12ほどあるが水廻り設備は全て共有だ。
1階にキッチンがあり、店主が使っていた広い座敷と合わせるとオモシロイ共用部分にできる。また同じく1階のコインランドリーは一部設備は使える状態だが、未プランニング。風呂場は2階で給湯設備を更新する必要がありそうなので、1階への移設を含めて検討する必要有。当然雨漏りもゼロではなかろう。
いささかハードな現状だが、シェアハウスとして再生したいと思う。
みんなの不動産が原疑似体験として持つシェアハウスは少し古い。例えるなら、雑居時代の邸宅や一刻館、ハピネス三茶で、とても当世風最新設備を誇る企業経営型シェアハウスではない。でもそんなシェアハウスなら過疎化する大正区の南端に近い場所でも成立するかもと思った次第。
大正駅からバスでしか行けないが、一日これだけ便数があれば路面電車といっしょ。
駅を使った通勤ライフじゃないので、むしろ船が日常的に使える方が魅力的。
食事と踊りとゆっくり流れる時間はまさに沖縄アーバンライフ（青い海の方じゃなく）みたい。
住みながら、仕事しながら、宿も営む
など、空想を組み込んで暮らせる人、call me now.