久しぶりに25平米超の広めのワンルームということだが、天井高が2.5ｍということで11帖という表示より広く感じられた。
ここは全室カーペット敷が標準仕様の賃貸マンション。都ホテル（村野藤吾設計）ロビーを思わせる、くすんだピンク色で、足触りの良い厚みのあるループ仕様は、フローリング柄の塩ビシートの床でもフローリングと呼んでしまう当節、贅沢な仕様だ。
3点ユニットバスもレトロブルーのタイル張りで“豊かな時代”に建設されたことを思わせる。
ミニキッチンに1口IHコンロ、ミニ冷蔵庫が几帳面に配置され、エアコンがあれば設備としては十分。
開口を舟形にくり抜いたような外観も特徴だが、館名のSTUDIOがあらわす通り、そもそものコンセプトが“64室のSOHOアパートメント”なので、大阪の大通りである松屋町筋に洗濯物を目立たせぬようにという配慮が到達させたデザインか。
そういえば室内に洗濯機置場がなく、10階に入居者用コインランドリーが完備されている。1005号室のこの部屋の目の前がランドリースペースなのも実用上うれしいポイント。
半分ぐらいは事務所使いだが、夜間はオートロックがかかり、住居としてもまったくストレスなく使える。
また、隣接する建物に同じオーナーが経営するトランクルーム（6,000円〜）があるのもポイント。
事務所として契約する場合は条件が少し変わり、下記となる。
・家 賃　44,000円（税別）
・共益費　 6,000円（税別）
・水道代　 込
・保証金　120,000円
・敷引き　110,000円（税別）